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イルシェナーの絶望のダイヤモンド(2015.8.21)

シルバーゲートを開くために要する第4の宝石、すなわち最後のひとつとなる「イルシェナーの絶望のダイヤモンド」がついに見つかりました。
多数の冒険者がスカラブレイに集合し、霊性の徳のアバタールコンパニオン、弓を携えたレンジャー・シャミノ様と落ち合いました。

 <イベント詳細はこちら (UO日本シャード公式facebook)>
 <バックストーリーの詳細はこちら (UO公式サイト)>



※画像が多いため、折りたたみます※
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地殻変動によってイルシェナーに突如出現した城、それは500年前、シャミノ様が王として過ごされたサールダシル城でありました。
現在イルシェナーと呼ばれる地は、その時代ホワイトドラゴン王によって統治され、その娘ビュートリクス王女の婚約者であるシャミノ様は、領土の一部を分け与えられ、もう一人の王として共にかの地を治められていたそうです。

しかしながら、魔法使いモンディンのソーサリア侵略に立ち向かうためシャミノ様は婚約者を残して出陣し、熾烈を極める戦局の中でついに戻ることができないまま城は陥落、ビュートリクス王女も亡くなってしまいました。

全てを失い平凡なレンジャーとして暮らす道を選んだ彼を、最後の宝石入手のため、タイムロードはこの時代この破片世界に遣わしたとのこと。
「自らの歴史に決着をつけねばなるまい」と深い決意のシャミノ様と共に、我々はイルシェナーへと向かいました。


出現した城の近くへゲートで移動した直後、一行に黒いゴブリンが襲い掛かってきました。
ゴブリンたちは、魔女ミナックスの呪いが掛けられた結晶のようなものを守っていたのです。
今回もミナックスに先回りをされていたようですが、ゴブリンを倒し呪いの魔力が弱まった今がチャンスです。
ロープを使って城の内部へ突入することになりました。




城へ潜入した我々の前に、シャミノ様の婚約者・ビュートリクス王女の亡霊が現れました…!
「愛しい人……ああ、けれど憎い人……!あなたはここへ来てはならなかったのです……。」



彼女の父ホワイトドラゴン王は、ゴブリンどもに一切を渡すまいと、全ての王国民を城に閉じ込め殺戮した後、シャミノ様を娘と王国を滅ぼした元凶と呪いながら自ら命を絶ったそうです。
この城には王の怨念が宿っており、また彼が戻ったことでこの城を守ろうと命を落とした者たちの亡霊が目覚めてしまいました。

「もう二度と……ここへ来てはなりません!」
そういい残して王女の姿が消えた次の瞬間、シャミノ様のすぐそばに亡霊が出現しました。
かつての王が帰還したと理解はできなかったのでしょう…見境なく周囲に襲い掛かかってきたため、私も反射的に魔法を打ち込みます。
そして亡霊が消えたと同時に、私の手にダイヤモンドの欠片が飛び込んできました…。




城内の各所は頑強な岩壁で封鎖されており、それを壊しながら探索を進めます。
目覚めた城の亡霊たちが再びゴブリンと戦っている姿がそこかしこにみられますが、我々冒険者はどちらからも敵とみなされ、容赦なくそれらは襲い掛かってきます。




ついに王座の間に到達した時、シャミノ様に突然禍々しいエネルギーが降り注ぎました。
「シャミノ……裏切り者め!お前は手に触れるものすべてを傷つけ、滅ぼしてしまう!」
「我が最愛の娘ビュートリクスもお前に殺されたようなものだ……!私はお前を殺し、私もろとも地獄へ引きずり込んでやる!」
ホワイトドラゴン王の亡霊が現れ、呪いの言葉と共にその姿は巨大な純白の竜へと変貌し、シャミノ様に襲い掛かろうとします。

しかしそこへビュートリクス王女が止めに入ります。
「この人は私が命をかけて愛したたった一人の人なのです。どうか……! どうかお許しください。」
ですがそれでおさまるはずはなく戦闘が始まり、その怨念の深さとは裏腹にホワイトドラゴン王はあっけなく倒れ、城には静寂が戻りました…。




「ビュートリクス。どうか許してほしい。信じてもらえないかもしれないが、僕は必ず帰って来るつもりだった。戦いに明け暮れる日々の中で、片時も君を忘れたことはなかった。」
「あの時君を連れて行かなかったことをどれだけ後悔したか知れやしない。何をどうやっても償うことはもうできないのかも知れないが……。」
かつてのモンディンとの戦争の際、ソーサリア全土を巻き込んだ"粉砕"のために戻れなかったことを詫びるシャミノ様へ、ビュートリクス王女は1冊の本と指輪を渡し、静かに消えていきました。




ビュートリクス王女の「愛のソネット」と、かつて彼が贈った婚約指輪を、シャミノ様は平和の礎となるよう願いを込めて記念碑としてスカラブレイの一角に据え付け、タイムロードの元へダイヤモンドを届けるため去っていかれました。




これでついに4つの宝石が揃いました。
シルバーゲートが開かれるのは、間近に迫っています。



※※※※※

後日(8/23)、サールダシル城へ再び向かいました。
イルシェナー霊性ゲートから湖沿いにまっすぐ北上し、橋を渡ってすぐ右手にシャミノ様が設置したロープが残っているので、Wクリックすると城へ入ることができます。
城内は静寂に包まれ、もはや危険はありません。
ビュートリクス王女の亡骸に献花し、残されていた王女と王の日記に目を通してきました。
スカラブレイに設置された本と共にここに記録します。







<ビュートリクスの日記 ビュートリクス>

愛するシャミノ:愛さずにいられない人、私のすべてをかけてお見舞いと祝福を贈ります。
私はあなたに懺悔し、謝罪しなくてはなりません。
王であるあなたの大切な武器に手をつけたのですから。
けれどもどうぞ、この私をあまり早急に罪に問われませんように。
なぜなら私がこの恐ろしい行為に及んだ時、城はすでに包囲されていたのですから。
そこかしこに危険が迫り、ゴブリンどもがいたのです。
あなたはどこにもおらず、私は行動を起こす必要があったのです。
城におられるべきあなたは、いつお戻りになるのでしょう?
あなたのいない人生は終わることのない苦しみです。
ゴブリンですら私には救いであるかのように見えました。
わずかでもそう思ったことは心からお詫びします。
そして、気の迷いであればと願っています。
毎日あなたの帰りを待っています。

あなたに忠実な、

ビュートリクスより





<王のジャーナル ホワイト・ドラゴン王>

至点祭の十二日前:シャミノよ、裏切り者よ、最愛の娘、ビュートリクスを死に追いやった汝を私は滅ぼすだろう。
シャミノよ、汝の名は呪われるがいい、私は汝を友としたが、汝は私を欺いた。
私は民に汝が城を築くのを手伝うように言いつけたが、汝は唯、裏切りをもって彼らを報いた。
卑怯者め!

至点祭の十一日前:哀れなビュートリクスの日常は絶望が占めていた。
私自身も今、苦悩を共有している。
私は裏切り者に囲まれ、ゴブリンが城に迫りつつある。
シャミノよ、汝の名に破滅あれ。
私、ホワイト・ドラゴン王は汝を吊し、引きずり回し、四つ裂きに処することを望む。
私の哀れなビュートリクスは汝が私から彼女の手を取ることを申し出た時、とても喜びにあふれていた。
私もかような結びつきに喜んで賛成した。
私の最愛の娘は汝の新しい城に暮らすために私の元を去った。
その時汝はすでにモンディンの世界制服の野望をくじくという妄想に囚われていた。
汝はカンタブリジアンの助言を得るために旅立ち、それから二度と戻らなかった。
長きにわたって待たれた結婚はついぞ行われなかった。
私の可愛い子、私のビュートリクスは、婚約者を待ち続けて嫁ぐことはなかった。
彼女は汝を愛し、信頼していたのに、シャミノよ、その子孫まで呪われるがいい。

至点祭の十日前:ゴブリンどもが、ぶかっこうなゴブリンどもが迫って来るのがわかる。
シャミノ、その呪われし名と血統が、私のビュートリクスの健やかさと命を奪ったように、彼らは我々の富と命を奪うだろう。
彼女は絶望のうちに死んだ。
汝の不誠実な心がビュートリクスを孤独な墓場へと追いやったのだ。

至点祭の九日前:王国は季節ごとに激しさと大胆さを増すゴブリンの大群に襲われている。
私は裏切り者に囲まれ、誰も信用できない。
何をすればいいのだ?
ビュートリクス、可愛らしき汝の光が私を照らすことは二度とない。
冷たきベッドに横たわる汝はどんなにか寂しいことだろう。
今年、私はかつてないほどの壮大な至点祭を催そう。
きっと気に入るだろう。
これを特別に汝に捧げよう。
私の正しき、最愛の娘よ。

至点祭の八日前:魔法に狂わされたゴブリンがそこかしこに絶え間なく現れる。
彼らは悪党シャミノによって支配されているに違いない。
約束を守らぬ男など男ではない。
ビュートリクス、なぜ彼を信じたのだ?

至点祭の七日前:ペテン師シャミノとその仲間は私を待ち伏せて襲おうと城の暗がりに潜んでいる。
私にはわかっている。
私は昨晩彼らを夢に見た。
彼らは成功すまい。
私には裏切り者と略奪するゴブリンどもから民を救い出す計画がゆえに、彼らは成功することはない。
ビュートリクス、私のこの計画について知らせよう。
きっと喜んでもらえるはずだ!

至点祭の六日前:わが愛する娘よ、失意のうちにどんなにか人恋しいことだろう。
この酒宴は汝にすべての友人と民をもたらすだろう。
悪人シャミノは当然の報いを受けるだろう。

至点祭の三日前:私は汝の至点祭を心待ちにしている。
そう、この時節は汝のための祭礼なのだから。
私はこれを汝のために計画したのだ。
そして真に、皆のために。
裏切り者と詐欺師は等しく驚きに直面するであろう。
私と、私の目的のすべては --- 我々は一切のものをゴブリンどもに残すことはしない。
あと二日だ……。

至点祭前夜:私の最大の酒宴の準備はすべて整った。

至点祭当日朝:ビュートリクス、まもなく我々は再会し、二度と離れることはない。
この至点祭は我がホワイト・ドラゴン王国の歴史に刻まれることになるだろう。
いまだかつてない、豪華な饗宴になるだろう!
一夜のお祭り騒ぎに皆で興じようではないか!
真夜中のお祭り騒ぎの後、夜の終わりの前、新たな夜明けは訪れるだろう。





<愛のソネット ビュートリクス>

To the only begetter of these sonnets
To the well-wishing adventurer in setting forth…

ただ一人の男性へ捧ぐ
旅立つ親愛なる冒険者のあなたへ…


シャミノ、勇敢な冒険者よ、けれどひどい人
やさしげな手で若かりし日の私の時間を摘み取り、
みずからはすべてに無限の愛を注ごうとなさる!
のべつ幕なしにあなたは奪おうとなさる、色褪せることなき、心地よき、私たちの魅惑的な愛、甘美な力を


私の心は苦しみの詰まった箱のよう
私たちが離れ離れになってから
涙の手綱は心もとなく
高みから振り落とされぬよう
肩の重さを
心臓の痛みを
なぜに待ち続け
なぜに言い聞かせ
シャミノ、どのようにして慰めろとおっしゃるのです?


モンディンとの戦い以来
ただひとつの思い出を胸に
いつかこの世界の向こう側へと
思って泣くのは私たちのこと
再びニレの樹の下で
出逢うことはかなわないのでしょうか?


戦士のさだめにより
愛は望むべくもなく
安らぐことなき、誇り高き冒険の道を
しばしば彼は彷徨い
また本土を往く
けれど愛は穀物のように
やさしき手を求め
ゆえに育ち、繁り、実るもの
モンディンの怒りは
私たちの絆を引き裂き
手ずからの過去でさえ
実り多き未来のためと
向こう側の世界へ連れ去られて


城の門にかかる夕陽を背に
去り行くあなたを見つめ
あなたの残り香を吸い込んだあとで
私は高みへ上り始める
せわしなく奇怪な呪文をあなたに浴びせ
小さく光って私は消える


イチイの樹の下で
あなたを思うのは
暖かくて楽しい
一粒の雨のしずくが
百合の花びらに落ちたときのように
私の肌を優しく転がりながら
心洗われる
なんという喜び
早すぎることなどあるはずもなく
自分の姿をただ見つめおり
川のみなもに映る
満月をよるべにして
来る夜も、来る夜も
この季節には


シャミノ、あなたの影が現れる
目の前に絶え間なく
私は道が消えるのを見る
あなたの城へとなだらかに続く道が
風が鳴るところで
私は夜ごと歓喜する
稲妻のように広がる魔法が
見せる景色に
あなたの首を賭して、戦士よ
私を裏切ることなかれ
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