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完璧な皇帝のエメラルド(2015.7.19)

異空間 "Time of Legends" へ繋がるシルバーゲートを開くために必要な4つの宝石のひとつ、「完璧な皇帝のエメラルド」の所在が判明したとの報を受け、トクノ諸島・誠島の禅都にある鹿苑館に参集した我々冒険者の前に現れたのは、正義の徳のアバタールコンパニオンでもあるユーのドルイド僧・イアナ様でした。

 <イベント詳細はこちら (広田剣(Broadsword) facebook)>
 <バックストーリーの詳細はこちら (UO公式サイト)>



※画像が多いため、折りたたみます※
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500年前この地に存在したロンドリン朝は、その優れた武具製造技術に目をつけたモンディンの軍勢に侵攻されました。
トクノの大名や侍達は多大な犠牲を払いながらも、その卓越した武芸で禅都を守り抜きましたが、他の島から逃れてきた何隻もの船が財宝を積んだまま、巨大な海の怪物「イクチ」に襲われ海底へ沈んだそうです。
積荷には、最高品質のショー山原産エメラルド、「完璧な皇帝のエメラルド」も含まれておりました。

その「イクチ」が500年の眠りからついに目覚めたとのこと、エメラルドはイクチを討伐すれば回収することができるでしょう。
イクチの潜む難破船の座標はタイムロードがすでに突き止め、トクノ各地に石碑として標してくれています。
各地へ散らばった冒険者から、すぐに続々と石碑発見の報告が寄せられました。




座標へ舟を出しイクチと遭遇した方が岸へと誘導し、その場所へ皆をゲートで呼び寄せるという連携が取られ、かなり手ごわい怪物ではありますが着実に討伐が進みます。






石碑はかなり多くの数がある様子、私もひとつの座標を目指し出航してみると、そこにはしきりと柄杓を欲しがる「船幽霊」の姿が……
船幽霊がいるところにイクチが潜んでいる、と聞いていたのですが、辺りは静かな波の音がするばかりです。




通信回線にてイアナ様の指示を仰ごうとした次の瞬間、私の目前に巨大な鰻の怪物が突然姿を現しました…!
ここで死んでしまっては増援を呼ぶこともままなりません。
イクチをともかく岸まで引っ張ろうと、攻撃を受けながら必死で船を操ります。




近くの小島へどうにか辿りついたと同時に力尽きましたが、即座に自己蘇生を果たし、救援要請を発してゲートを開きます。
続々と駆けつけてくださった方々により、私を襲ったイクチもほどなく倒されました。




10を越えるイクチを葬っても、戦闘はまだまだ続きます。
私も懸命にエナジーボルトを撃ち込みますが、ひっきりなしに飛んでくるパラライズに詠唱を潰される上、時折激しい水鉄砲攻撃を食らい何度も何度も灰色の世界に入り込みます…




20匹目のイクチが倒され、ようやく今回の討伐行は終了いたしました。
私はCruel様が救護艦として出してくださったMagincia号船上で、そのときを迎えました。




鹿苑館に戻った我々に、イアナ様は500年前この地に在った1人の侍・木村勇氏のことを話されました。
歴史の表舞台に出ることなくひっそりとトクノの海に散ったと伝えられる彼ですが、一兵卒に過ぎないそのような多くの人物こそが、まさしくこの世界を作ってきたのでしょう。



残る宝石はあとひとつ。
ソーサリアに生きる名も無き一市民として、ほんの僅かでも力を尽くし見届けたいと思います。


※※※※※

鹿苑館に置かれていた、トクノの歴史を伝える3冊の本を書き写してまいりましたので、ここに記録いたします。



<イクチ ツムラ著>

イクチという奇妙で大きい魚は水夫たちもめったに見ることができません。
水夫がこの巨大な鰻を見て生き残ることの方が珍しいと言えるでしょう。
この生き物は暗く、冷たい深海に棲息しており、不可解な状況においてのみ水面に浮上し、しばしば遭遇した船を襲います。

通常この鰻はとても長く、それを船で通り過ぎるには何日もかかると信じる者もいます。
その表面は粘着性の油をしたたらせており、犠牲者の残骸や持ち物がイクチの長い体を彩ることがよくあります。
その宝は時に愚かな者を魅了しますが、賢明な水夫たちは勇の渦の元には決して近づかないのです。



<船幽霊 ジュンキチ著>

大晦日に船を漕ぎ出すと、船幽霊に見つかると言われます。
船幽霊は溺れた人々の霊で、海の底の冷たい暗闇に出没すると言われています。
何世紀もの間に彼らは生ける者への憎しみと怒りを募らせました。
船が通りかかると、彼らは風と海を凪にして船が逃げられないようにしてしまいます。

そして彼らは水面に浮上し、寂しげで青ざめた顔に雪のように白い着物を着たかなり人間らしい姿で現れます。
波の間から手を伸ばし、「柄杓をくれ、柄杓をくれ。」とねだります。

ここで幽霊たちに柄杓を渡してしまった者は非常に運が悪いです。
たったひとつの柄杓は何百にも分裂し、船幽霊はそれが沈むまで船に水をすくって入れ始めます。
安全な場所へ逃れようと泳ぎ始める水夫たちは霊たちの仲間になるよう海に引きずり込まれます。
だから賢い船長はいつも穴を開けた柄杓を持ち歩き、幽霊たちが船を沈めることができないようにしているのです。

時に幽霊たちは彼らの船が沈む原因となったものには何にでも憑りつきます。
船幽霊を見ることはとてもよくない兆しなのです。



<侵略 サトミ著>

かつてアカラベスの厄災が海を越えてこれらの地に上陸した時がありました。
魔法使いモンディンが、ロンドリン城の大名や侍の武具をあつらえる偉大な刀匠のことを伝え聞き、これらの装具が持つ力を妬ましく思ったのです。
彼は他の力はすべて手中にしていたからです。
彼はこの鍛冶師を連れて来て、彼の卑劣な魔法をかけるに値する剣を作らせようと考えました。

大名はこのように邪悪な男に彼の刀匠を引き渡すことを拒み、果たしてモンディンはロンドリン城に攻め入り、城壁を人に非ざる手下によって包囲しました。
長期にわたる包囲は彼らの体力を消耗するであろうことを悟り、城の守備隊はアカラベスの圧制者に打って出ることにしたのです。
千の侍が二万の軍勢の前に立ちはだかりました。
数で勝る軍勢が馬上の武者たちを出し抜こうとしますが、ロンドリン城の守護者たちの方が剣術においても馬術においても優れていたのです。
彼らは技術と機動性でもって、敵を少しずつ削って行き、ついにはモンディンの軍勢は退却を余儀なくされました。
勝利の影で、およそ五百人の侍が戦場で命を落としたということです。


※※※※※

イクチより得られた「Emerald Of The Rondorin Empire」を、Skara Brae首長・Cloth Road様とMoonglow首長・Dai[CDR]様より賜り、ひとつをCruel様へ、ひとつを私がいただきました。

温かなお心遣いに感謝いたします!
(さ、最後は自力で取れたらいいな……;)

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